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西武ライオンズ 打撃部門が圧倒的なのになぜ首位になれない?

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山賊打線と言われている西武ライオンズ
その名に恥じぬ打撃力は他のチームを寄せ付けない圧倒的な力です。

今の西武に打力で勝てるのはほぼ不可能と言って良いでしょう。
ですがこの圧倒的な打撃力があっても1位ではないんですよね。

なぜなのか。。
おそらくこのままいけばAクラスでシーズンは終えれますが果たして優勝できのでしょうか?

今回は西武の良い点・悪い点をまとめていきたいと思います。


不安定な先発ローテーション

去年まではチームのエースであった菊池雄星投手がいたのですが今年からは海を渡りアメリカでプレーしています。
今の西武はエースがいないのが決定的ですね。
何人か候補はいますが、それでも勝てる試合を任せれる投手はまだいませんね。


今井投手・高橋投手・多和田投手・ニール投手と駒は揃っているのですが決定力といいますか。
他のチームで考えてみてください。
1人はエースと呼べる投手がパッと出てくるのですが、西武は出てこないんですよんね。。


とは言っても一概に投手だけの責任ではないですけどね。
バッテリー間の連携の問題などもありますね。
そのことに関しては後ほど話させていただきます。


私個人では、多和田投手を推しています!
彼の持ち味はなんといっても、「豪速球」ですね。


去年の日米親善試合で先発として登板した多和田投手なんですが、11月にも関わらずキレのいいストレートを投げていましたね。
とにかく投げっぷりが良かった印象があります。
18番という西武ライオンズのエースナンバーを背負っていますので、今後の活躍に期待したいです。

ストレートも良いですがスライダーもえぐいですな笑


計算できるリリーフ陣

先発とは対照でリリーフ陣は安定しています。
特に平井投手・マーティン投手・増田投手を中心に抑えていますね。
懸念材料としては、今このシーズン後半戦のガス欠が心配ですね。
ここは辻監督の力量が試されるところですね。
このまま使いつずけてCSで集中打を浴びてしまう可能性もありますから。
先発投手とは違って、毎日ベンチにいなければなりません。


ホールド数やセーブ数もきっちり数字を残しているのでこのまま問題ないでしょう。
あとはリリーフ陣でも経験が少ない投手をいかにうまく使って抑えていくかがキーになりますね。



非の打ち所のない打線

去年までセカンドのスタメンであった浅村選手が今年楽天に移籍し穴になるかと思いましたが、全くその心配はないですね。
チーム成績では得点数・打率・盗塁数で現在は1位で本塁打も2位山賊打線の名に恥じぬ成績です。


正直どこを取っても欠点がみつからないですね。
不動のリードオフマンである秋山選手は盗塁数こそは少ないですが打率は3割越え、安打数も160本を超えており出塁率も4割近くを維持しています。
好パフォーマンスを維持し続けています。
守備でも守備範囲・スローイング・カバーリングと非常に安定しており今一番変えの効かない選手ですね。


秋山選手の盗塁数が少ないですが源田選手・外崎選手・金子侑選手の3人で有り余るほど盗塁の数を稼いでます。
源田選手の守備はポジショニングが抜群で失策の少ない守備、金子選手の外野守備は果敢にチャレンジしておりチームに勢いをくれます。
外崎選手は生粋のユーティリティープレイヤーで現在はセカンドでの守備機会が多くなっていますが、浅村選手の後釜として奮闘しています。


そしてなんといっても新旧の本塁打王がいるところですよね。
おかわり君こと中村選手・山川選手の2人が西武の圧倒的得点力の源ですね。
チームの得点の半分近くはこの2人で稼いでますからね。
今後もバンバン本塁打を打って私たちを楽しませてください。



捕手としての森の成長

炭谷銀仁朗選手という西武の頭脳が抜けて今シーズンを迎えましたが本格的に森選手が正捕手としてマスクをかぶることが多くなりました。
最近の捕手では珍しい「打てる捕手」と言われている森選手。
確かに打率は現在も首位打者争いをしており、なんといっても得点圏打率が5割を超える打力だけで言えば今年はバクっています(いい意味で)


が捕手としてはどうなのか??
盗塁阻止率は4割近くとスローイングの良さが光り、フレーミングも巧いなという印象があります。
数字で見えるところは良い成績を残していますが、森選手の最重要課題は配球術です。


正直最初に先発ローテが安定しないといいましたが、先発投手が気持ちよく投げるには捕手の配球無くして成り立ちません。
では森選手が全て悪いのか、そうではありませんがバッテリーというのは投手と捕手の2人で作り上げる作品なのでその意識が森選手には欠けているのかなと思います。


私に見解で森選手の課題はまず単調なリードから変化のつけたリードへ昇華です。
具体的には内と外の使い分けからの勉強ですね。
この使い分けをマスターするだけで失点の数は相当減るのではないでしょうか。


もう一つはリードの目線を打者目線から守備目線に変えることです。
森選手の場合は打力が売りなので取られたら取り返す気持ちでしょうけど、捕手としてはそれではいけません。
いかに最少失点で抑えるかを考えなければなりません。


シーズン中でしたらまだ打者目線のリードでもいいのですが、短期決戦と一点の勝負になってくるのでそうはいきませんね。
おそらく今シーズンもAクラスでシーズンは終えれると思いますがCSで森選手の捕手としての真価が問われますね。


森選手はこの課題を乗り越えたらまた1つ上の次元に行くのではないでしょうか。
ポテンシャルだけでいったら、かの伝説の野村克也捕手のようになれると感じています。
これからも西武ライオンズお支えて欲しいですね。